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栄光に近道なし 網野レスリング丹心

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丹心行事schedule

2024 パリ・オリンピック出場「高谷大地」壮行会 (3/20)

<パリ・オリンピック出場 壮行会>
  
主 催  網野町レスリング後援会「丹心」
日 時  令和6年3月20日(水) 
場 所  アミティ丹後   

<式次第>
1 開会挨拶   丹心 織田会長 様 
2 祝 辞   京都府議会議員 様、京丹後市町 様  
3 乾 杯   京都府レスリング協会 川端会長 様
4 応援歌   フォークデュオ ばんばらこ 様 
5 映 像   パリ・オリンピックまでの軌跡 
6 報 告   自衛隊体育学校班 井上謙二 監督 様 
7 決意表明  高谷大地 (網野高校→拓殖大学→自衛隊体育学校)
8 応援の言葉 丹後緑風高等学校長 様、京丹後市教育長 様
        自衛隊体育学校 コーチ 米満達弘 様
        (ロンドンオリンピック 金メダリスト)
        舞鶴市レスリング協会 三村和人 様
        網野中学校時代の担任 様
        丹後緑風高等学校レスリング部 主将 北島魂 様
9 応 援   丹後緑風高等学校レスリング部 顧問 正田絢子 様
10 激励金贈呈 後援会「丹心」、OB会、網野町少年レスリング教室
11 謝 辞   拓殖大学レスリング部 監督 高谷惣亮 様
        (ロンドン・リオ・東京オリンピック 3大会出場、高谷大地の兄)
12 閉会挨拶  丹後緑風高等学校レスリング部 顧問 吉岡 治 様 
13 記念撮影  網野レスリング後援会HP管理者 眞田詳朗 様

 3月20日に、悲願のオリンピック出場を決めた高谷大地(自衛隊体育学校)の壮行会を盛大に 開催しま
した。100人を超える方に参加をしていただきました。高谷選手が入場すると大きな拍手で迎え、壮行会が
始まりました。
 壮行会は、後援会「丹心」の織田会長の挨拶から始まりました。メダルの色は何色でもいいので、もう一度
このような会をして大地選手を迎えたいとエールを送られました。引き続き祝辞をいただいた後に、京都府レ
スリング協会の川端会長の乾杯が行われました。昨年度の世界選手権での銅メダル獲得で、このオリンピック
には、最低でも銅メダルを期待をしていることを話され、声高らかに乾杯をしていただきました。
 乾杯後は、歓談の時間となり、高谷選手に多くの参加していただいた方が駆け寄り、話をして楽しむ様子が
見られました。途中には、「ばらんこ」の方による応援歌を披露していただいたり、オリンピックまでの軌跡
として、チビッ子、高校、大学、社会人での活躍してきた様子を動画で鑑賞しました。
 続いての報告として、レスリング班の監督である井上謙二から、世界選手権での様子やこれまでのかかわり
熱く語っていただきました。オリンピックに出場する兄惣亮の献身的なサポートをしてきた中での経験が大き
なものであったことや、メダルのお土産を持って帰ってきてほしい、それには、本人だけではなく周りのみん
なでサポートをして応援していきましょうと話されました。
 次には、井上監督の言葉を聞いた高谷大地選手の決意表明が行われました。まずは、自分のために盛大な壮
行会を開いていただいたことへのお礼から始まり、チビッ子の頃のことを話しました。中でも、レスリングを
始めたきっかけは、兄の朋和であることを伝えると大きな拍手が起こりました。少し手のかかる自分ではあっ
たが、レスリングが今の自分を正しく導いてくれたことに感謝をしている。自分にとってオリンピックは、先
輩である井上謙二選手(監督)がアテネオリンピックに出場し、それをパブリックビューイングで応援をして
いた思い出もあったが、まだ実感できるものではなかった。しかし、兄の惣亮選手がロンドンオリンピックに
出場が決まり、兄の背中を追いかけ、サポートをしていったその思いを話しました。しかし、兄惣亮の東京オ
リンピック出場、初戦敗退を機にオリンピックを目指すことをやめようかと悩んだことがあったと、それは、
兄惣亮がこれほど苦しい思いをして練習に打ち込み、オリンピックを目指しがんばっている姿を、すぐ隣で見
て、サポートをしていて残酷な戦いはない、だから自分には無理だと思っていたことを話しました。それでも、
自分のまわりには米満コーチ(ロンドン五輪)という金メダルの人が近くにいて、献身的にサポートをしてい
ただいたり、話をしていただいたりしたことが、とてもよかったとふり返りました。その話の中で、「オリン
ピックを目指すことが全てではなく、目指すことに価値があり、その過程にすばらしさがある」と教わり、未
来に期待することよりも、1日をどうやり切るかという思いを持って、世界選手権に臨んだそうです。最後に、
もちろん金メダルは欲しいが、帰ってくるときは何かお土産を持って帰ってきて、今は我慢をしているお酒を
皆さんと楽しく飲みたいですと締めくくりました。
 大地選手の決意表明を聞いて、応援の言葉を丹後緑風高校の校長をはじめ、多くの方からいただきました。
中でも、2017年から一緒にオリンピック出場を歩んできた米満達弘コーチからは、大地選手がどうしたら
ベストな状態で試合に臨めるかや、自分の得意としてきたローシングルでの攻め技にさらに新しい技を取り入
れて練習に励み、このオリンピック出場を決めてきた話をされました。本人も覚悟を決めて日々の練習に励み
マットの上で暴れることできっとすばらしい結果がついてくると信じているので、全力でサポートをしていき
たいとエールを送られました。
 続いて、網野レスリング部前監督(現舞鶴市レスリング協会副会長)の三村和人先生がステージに上がられ
ました。昭和60年に網野高校に赴任し、昭和63年の京都国体を機にレスリングを盛り上げようと多くの地
域の方の応援をいただきながらスタートしたことを話されました。そのような時代から、今こうしてオリンピ
ック選手を出場できるようになったことは想像以上ですごいことであることや、チビッ子で育ってきた井上謙
二選手がオリンピックに出てメダルを獲り、日本の監督になって大地の師匠としているこのような構図は、日
本でもそうないものであると言われました。井上謙二選手が、アテネオリンピックで銅メダルを決定の瞬間の
うれしさを大地選手にも期待したということで、壮行会でいつも身に付けている金色のネクタイを今回もつけ
てこられました。ぜひ、目指してほしいとエールを送りました。また、大地選手がレスリングを始めたきっか
けである兄の朋和君にもメダルをあげたいと話を締めくくられました。
 次は、網野中学校時代の担任の先生から思い話を当時の写真を紹介しながら、楽しいエピソードを話されま
した。卒業文集に書かれた「ねだるな、勝ち取れ!」という言葉や東京オリンピックの時に書かれたポスター
のオリンピックツアー計画中の話など懐かしい話をしていただき、大地選手が目指してきた思いを紹介されま
した。次には、後輩にあたる現レスリング北島主将と部員たちがステージに上がり、エールを送り、多くの方
からあたたかい応援の言葉をたくさんいただきました。
 次に、レスリング部顧問である正田絢子先生から応援の言葉をいただきました。正田先生は4回世界選手権
に出場している経験を持っているが、アテネや北京オリンピックを目指したが出場できなかったことをあげ、
1回のオリンピック出場のすばらしさを伝えられました。オリンピックには出場できなかったが京都府の代表
として聖火リレーの1走者目を走ったことで多くの方に支えていただいた思いを、今度は大地選手に応援をし
ていただきたいと話されました。
 壮行会も終わりに近づき、後援会、OB会、少年レスリング教室から激励金の贈呈が行われました。その次
には、兄の高谷惣亮(拓殖大学レスリング部監督)から、弟大地の壮行会に参加していただいた方へ謝辞を述
べられました。その中で、弟大地選手の今日に至るまでの道のりは熱意と努力の結晶によるものであると力強
く言われました。いつも近い場所から見ていて波乱万丈の様子や多くの試練があり、ひたすら努力を積み重ね
てきた様子を「一意専心」という言葉で表しました。また、孫氏の言葉を引用して大地選手の思いを伝えまし
た。パリオリンピックの最高峰の舞台を共有できる喜びを待ちわびている、そのような思いを感謝の言葉とし
て伝えられました。
 最後に閉会の挨拶を、丹後緑風高校レスリング部監督吉岡治がステージに上がり、壮行会への参加のお礼を
述べられました。2004年からレスリング部は6大会、網野高校からでは8大会連続でオリンピックに出場
していることの伝統が指導者として喜ばしいことである。しかし、前回の東京オリンピックでの兄惣亮選手が
出場した際の心境や結果がでなかったことなどの不完全燃焼だった心残りから、今回のパリオリンピックで目
指す兄弟そろっての出場をかけた昨年末の天皇杯での結果と惣亮選手の様子を伝え、惣亮の時代が終わって、
次の時代がきたのではと感じた思いを話しました。今回出場を決めた大地選手には、順位よりも楽しい試合を
見せてほしいと願いました。そして、8月9日の予選や10日の順位決定戦の応援や次のオリンピックを目指
している後輩たちも含めて、丹後緑風高校や選手たちの応援をお願いして、挨拶をしました。
 壮行会の最後には、全員で記念撮影をして無事に壮行会が終わりました。

 壮行会にご参加をいただきました皆様に感謝を申し上げます。ありがとうございました。
 引き続き、ご声援の程、よろしくお願い致します。
                                   網野レスリング後援会「丹心」
 
  
壮行会 壮行会
川端会長による乾杯
 
壮行会 壮行会
多くの方から声援をいただきました。           報告 井上謙二 監督
 
壮行会 壮行会
高谷大地選手の決意表明                 高校生らも一緒に記念撮影 うれしい思い出です。 

壮行会 壮行会 
同期の伊藤和真(日野高校監督)も参加してくれました。  応援の言葉 米満達弘コーチ
 
壮行会 壮行会 
応援の言葉 三村和人(舞鶴市レスリング協会)      北島主将から大地先輩へのエール            

壮行会 壮行会
映像を作成した正田絢子                 チビッ子らも大地選手にエールを送りました。

壮行会 壮行会
兄 惣亮(拓大監督)の謝辞               開会挨拶 吉岡 治(丹後緑風高校監督)
  
壮行会 壮行会
参加者全員で記念撮影                  自衛隊体育学校

壮行会
パリのマットの上で、大地選手が躍動し、みんなの
エールのこもった日の丸が見られることを期待し、
全力で応援をしましょう!